- 食後の血糖値が気になる
- ジュースをやめて健康的な飲み物を選びたい
- 肌を綺麗に保ちたい
今回は、レモン水を飲むと血糖値をコントロールしやすくなるぜ~というお話です。
レモン水で食後の最大血糖値が30%低下!
食事をした後に気になるのが血糖値の急上昇です。血糖値が急激に上がると、血糖を調節する「インスリン」が一気に働きブドウ糖を中性脂肪として蓄えやすくなります。
それだけでなく、インスリンが一気に出ることで…
- 皮脂の分泌を促進し肌荒れを起こしやすくなる
- インスリンがだんだんと効きづらくなり、糖尿病を起こしやすくなる
- その後血糖値が急降下することで眠くなったり、集中力が低下する
…といったデメリットもあります。そこでおすすめなのがレモン水を飲む習慣です。食事中にレモン水を飲むことで、血糖値が急激に上がることを防ぐことができるのです。
フランスの研究によると、レモン水によって食後の血糖値の上昇を抑えられると示されています。
介入
15人の男女(18歳から26歳)を被験者とする。被験者に食パン100gを食べてもらうと同時に、以下のうちどれかの飲み物を飲んでもらった
- 250mlの水
- 250mlのお茶
- 250mlのレモン水
食後180分間血糖値を測定した。
結果
- 水、お茶を飲んだグループでは食後41分あたりに血糖値がピークになり、その後血糖値が一気に下がる傾向が見られた
- レモン水を飲んだグループでは食後78分まで緩やかに上がり、そこから緩やかに下がる傾向が見られた
- レモン水のグループは水とお茶と比べて、血糖値の最大値が30%抑えられていた
ただ、被験者が15人と少ないのが不安なところです。それでもレモン水自体は簡単に作れるものですし、試してみる価値はあるでしょう。
考察
つまり、食事中にレモン水を飲むことで食後はゆったり血糖値が上昇し、ピークに達したあとは緩やかに下降するという理想的な血糖値の上昇を示したわけです。
理由としては、レモン水に含まれる酸がでんぷんを分解する唾液中の「アミラーゼ」という酵素の働きを抑えるからです。
レモン水は美肌を作る上でも効果的です。というのも、レモンに含まれるビタミンCは肌のコラーゲンを作るのを助けているからです。また、血糖値をコントロールすることはニキビの予防にも繋がります。
なぜなら、血糖値が急に上がって過剰なインスリンが放出されると、男性ホルモンが刺激され皮脂がたくさん作られてしまうのです。
【今日のクエスト】レモン水を作ってみよう
ステップ1:レモン水のレシピを覚えよう
作る手順は簡単。
- コップ1杯(200ml)に水を入れる
- レモン果汁1/2個分(大さじ1)を入れる
レモン果汁を絞るのが面倒なら、レモン汁を買っておくといいでしょう。ドレッシング作りにも使えるので常備して損はありません。
冬場は水の代わりにお湯を使ってホットレモンにするのもおすすめ。お湯を沸かした後に、人肌ぐらいに冷ました白湯を使うといいでしょう。配合は水と同じく白湯200ml+レモン汁大さじ1でOKです。
ステップ2:食事中にレモン水を飲もう
血糖値をコントロールするために食事の時に飲むのがおすすめです。
ステップ3:飲んだ後は水を飲もう
レモン水のデメリットとしては、虫歯のリスクが上がってしまうことです。
なぜなら、レモンにはクエン酸が大量に含まれているからです。レモン水を口に含むと歯のエナメル質が溶け出しやすくなります。
ですので、レモン水を飲んだ後に水を飲んで口の中に残らないようにするといいです。食事中に飲む場合は、食事が終わってから2、3口水を飲みましょう。
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