- ゲームで遊びながら、加齢によって衰える脳機能を鍛えることができる
- 「FPS」といったゲームの初歩的な用語から理解できる
- ゲームに触れたことがない初心者でも人気FPS「Call of Duty」をすぐに始められる
- 攻略サイトでいちいち情報を探さなくても、「Call of Duty」の初歩的な知識が分かる
「FPS」で遊びながら脳を鍛えられる!?
「FPS」とは、よりリアルな銃撃戦ゲーム
FPSとは「ファーストパーソン・シューティングゲーム(First-person shooter)」のことです。操作するキャラクター本人の視点でゲームの中の世界を移動し、銃などを用いて戦うことが特徴です。
↑実際の画面はこんな感じ。画面内には手元だけが映っているだけで自分が操作しているキャラクターは見えません。本当に自分の目でゲームの世界を見ている感覚ですね。
似た用語で「TPS」というのもあります。TPSは「サードパーソンシューティングゲーム」のことです。これまたシューティングゲームの1種で、操作するキャラクターを追う第三者の視点でゲームの中の世界を移動し、銃などを用いて戦うゲームです。
FPSの方がよりリアルに戦闘体験をすることができると言えるでしょう。というのも、操作しているキャラクターの視点が画面に広がっているからです。
とどのつまり、「FPSは銃撃戦のゲームの1種なのだな」と思っておけばいいかと。
ちなみに最近(2024/08/25)では、「VALORANT Champions 2024」という大会で優勝を果たした「EDG」というチームが話題になっていました。
EDGとは「Edward Gaming」という中国のプロのeスポーツのチームです。「VALORANT」(ヴァロラント)はタクティカルFPSというジャンルに当たります。タクティカルFPSも、シューティングゲームの1種ですが、FPSとTPSの両方の側面があります。 タクティカルというだけあって、ほかのアクションゲームと比べると素早い動作より戦術や注意力が重要となるのが特徴です。
ともあれ、いろいろとジャンルは分かれますが「FPSというゲームは頭を使いそうだな」とイメージしていただければ結構です。
FPSのプレイで「ワーキングメモリ」が上昇
2016年の愛知淑徳大学と立命館大学の研究によると、FPSゲームによって脳を鍛えることができると示されています。
- 被験者:29人の被験者(平均年齢21.5歳の14人のFPSプレイヤー、平均年齢22歳の15人の未経験者)
- 内容:FPSの経験やトレーニングによって認知機能が上がるかどうかを調べた
- 計測:有効視野・視覚的ワーキングメモリ・反応時間の3つの項目が測定された
介入①
被験者としてFPSのプレイヤーとFPSの未経験者を対象に、「有効視野・視覚的ワーキングメモリ・反応時間」の3つの認知機能テストを受けてもらった。
介入②
介入①と同じ被験者のうち、FPS未経験者を対象に以下の介入を行った。
- 計10時間のFPSのゲームのトレーニングを受けてもらう
- トレーニングは受けない
結果
- 介入①において、FPSプレイヤーは未経験者と比べて、すべての認知テストで成績がよかった
- 介入②において、トレーニングを受けた被験者は受ける前よりもすべての認知テストで成績が向上していた
- 対して、トレーニングを受けなかった被験者は3つのテストのどの項目も向上が見られなかった
考察
つまり、FPSゲームをすることによって有効視野・視覚的ワーキングメモリ・反応時間の3つの能力がアップしたということです。
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