- カフェインを一次的にやめて疲労感をすっきりリセットしたい
- コーヒーやお茶などが好きだが、お腹の調子が悪くなるので控えたい
- 禁断症状を乗り越えて本気でカフェイン断ちしたい
1週間のカフェイン断ちで疲労すっきり!
コーヒーなどによるカフェインの摂取が逆に疲労感を生んでいる可能性があります。というのも、カフェインを日常的に摂取することでカフェインに体が慣れてしまうからです。
もともと、カフェインは脳に達すると疲労物質である「アデノシン」の働きを抑えることで疲労を抑えます。疲労物質は疲労センサーにくっつくことで疲労を感じる仕組みになっているのですが、カフェインは疲労センサーに張り付いて疲労物質の邪魔をすることで覚醒させているわけです。
しかし、日常的にカフェインを摂取すると疲労センサー自体の数が増えてしまいます。そのため余計に疲れがたまりやすくなってしまうのです。
疲労が出やすい体質になっている人はカフェインを一時的に断つことがおすすめです。
2010年にリスボン大学が行った研究では、カフェインを7日から12日間経つことで疲労センサーが回復すると示されています。
【今日のクエスト】コーヒーやお茶の代わりに飲むものを探してみよう
いきなり「今日から水だけにしましょう」というのも味気ないでしょう。「ちょっと味のついたものが飲みたいな」と思ったときに飲むことができるカフェインレスの飲料を紹介します。
ステップ1:カフェインが入っている飲料を把握しよう
例:
コーヒー・緑茶・紅茶・煎茶・ほうじ茶・ウーロン茶・玄米茶・ココア・エナジードリンク…など
ちなみに、100mlあたりのカフェイン量は以下の通りになります。
- コーヒー:60mg
- 紅茶:30㎎
- 煎茶:20㎎
- ほうじ茶:20㎎
- ウーロン茶:20㎎
- 玄米茶:10㎎
- ココア:10㎎
ステップ2:カフェインが入っていない飲料を把握しよう
例:
水・麦茶・ハーブティー・豆乳・牛乳など
具体的な商品
麦茶は穀物である大麦を原料としています。茶葉を原料としている紅茶や緑茶とは違って、カフェインを含んでいません。具体的な商品としては、「健康ミネラル麦茶」などが有名です。
普通にスーパーなどでも買うことができます。種類も豊富で、中にはペットボトルのまま電子レンジで温めることができるタイプもありますので、飽きずに飲むことができるでしょう。
ハーブティーもカフェインが入っていないので平気です。カフェインによって睡眠の質を落とす心配もないので、寝る前にホッとしたいときに飲むのもいいでしょう。
種類としては、カモミールティー・ローズヒップティー・ルイボスティーなどがあります。スーパーにも売ってあります。
スーパーでハーブティーが並べられているコーナーを見ると、たまにカフェイン入りのお茶も混ざって陳列されているので注意が必要です。例えば、ジャスミンティーはハーブティーと同じ場所に陳列されていましたが、緑茶やウーロン茶の茶葉が原料なのでカフェインが含まれます。心配なときには買う前に「〇〇ティー カフェイン」などと検索して、カフェインが本当に入っていないかチェックしてみるといいでしょう。
豆乳はなるべく砂糖が入っていない「無調整」と書かれている商品を選びましょう。具体的な商品としては、「おいしい無調整豆乳」や「毎日おいしい無調整豆乳」などがあります。
ステップ3:飲んでしまうタイミングを把握しよう
例:
- 集中したいときにコーヒーを飲むルーティンがある→最初は禁断症状もあって集中力が思うように上がらないかもしれません。バナナなどの果物を食べてグルコースを補給するというやり方で集中力を上げてみるのがいいでしょう。
- お菓子を食べるときにコーヒーやお茶を飲む→そもそもお菓子を食べる習慣を減らして行くことも重要です。ただし、なかなかやめられない場合にはカフェインが含まれていない他の飲み物で代用して行きましょう。例えば、前述したハーブティーなどです。
ステップ4:「3日間ぐらいは疲労感を感じやすくなる」と知っておこう
最初の3日間ぐらいは禁断症状が出ることを知っておきましょう。具体的には、1日中眠気が取れず覚醒しない、軽い頭痛が起きるといったものです。
やはり「コーヒーを飲まないと無理だ!」と投げ出さず、体が慣れるまで控えることが大事です。
ステップ5:まずは1週間続けてみよう
1週間続けると、カフェイン断ちを始める前よりも疲労感が減ってきます。できれば2週間を目指して続けてみるのもいいでしょう。
ステップ6:習慣のレシピを作ろう!
【関連知識】
↑低フォドマップ食を実践する人は麦茶や豆乳を飲むとアウトになるので注意してください。
↑牛乳は飲みすぎると健康リスクがあるので今回の記事でもおすすめしていません。
↑コーヒーとグルコースを摂取することで頭の回転がアップすることを解説。ただし、グルコースだけを摂取した場合でも認知機能はアップします。
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