SNSのプロフィール画像から相手の性格を読み解く方法【営業・接客・恋愛に使える心理学】

性格を活かす・見抜く

「たった1枚の写真で、その人の性格が見抜けるとしたら?」

初対面の人を前に、「この人、どんな性格なんだろう?」と気になったことはありませんか?営業や採用などで人と関わる仕事をしている方や、マッチングアプリで相手を見極めたい方にとって、「最初の印象で人柄を読み取る力」は大きな武器になります。

 

では、相手のSNSプロフィール画像が、その人の性格をかなりの精度で表しているとしたら……?意外かもしれませんが、実はSNSの「プロフィール写真」から性格傾向を読み解くことが、心理学の研究で可能になってきているのです。

この記事では、Twitterを使った6万人以上の大規模な研究をもとに、「写真からどこまで性格がわかるのか?」「どんな写真がどんな性格のサインなのか?」をわかりやすく紹介します。

相手を見抜くヒントが知りたい方、自分の写真でどんな印象を与えているか気になる方は、ぜひ続きを読んでみてください。

 

SNSのプロフィール画像から「性格」が見えてくる?心理学の最新研究

カラフルで明るい画像が多いのは協調的、シャープな画像は知的好奇心旺盛

SNSで使うプロフィール画像は、あなたが「どんな人か」を無意識のうちに表しているかもしれません。今回紹介するのは、 2021年に発表されたペンシルバニア大学などによる研究で、Twitterのプロフィール画像と性格の関係について調べた、興味深い心理学研究です。

 

https://www.researchgate.net/publication/365058829_Analyzing_Personality_through_Social_Media_Profile_Picture_Choice
被験者

この研究では2つの大規模なデータセットが用いられました。

  • 1つ目はTwitterTextデータセットで、66,502人のユーザー(男性31,307人、女性35,195人)が含まれ、合計1億件以上のツイートとプロフィール画像が分析されました。性別の情報は他SNSから取得し、性格は投稿内容からAIで推定しました。
  • 2つ目のTwitterSurveyデータセットでは、434人のユーザーに性格テスト(IPIP形式)を行い、自己申告による性格スコアとプロフィール画像を比較しました。
分析方法

研究では、主に以下の2つの分析を組み合わせました。

  1. テキスト分析:50件以上のツイートからビッグファイブ性格を推定。
  2. 画像分析:色や構図、顔の特徴などの特徴量を抽出。顔の表情からポジティブ・ネガティブな感情を自動識別。

 

結果

性格によってプロフィール画像の傾向は明確に異なりました。

  • 誠実性が高い人:1人の顔写真を使い、笑顔で感情が豊か。最も「プロフィール画像らしい」画像を使っていました。
  • 協調性が高い人:カラフルで明るい画像が多く、表情もポジティブ。画像の構成はやや雑でも、感情的に温かみを感じさせます。
  • 外向性が高い人:複数人の写真を使い、若々しく明るい印象の画像を選びがち。
  • 開放性が高い人:芸術的で鮮明な写真を好みますが、感情表現は少なめで、顔を写さない画像も多いです。
  • 神経症傾向が高い人:色が少なく、感情をあまり表現しない画像が目立ちます。顔を写さない傾向も強く見られました。

特に興味深いのは、顔の有無と感情表現で性格特性を大きく分類できたことです。誠実性・協調性・外向性が高い人は、感情をはっきりと表す表情の画像を使う傾向がありました。一方、開放性や神経症傾向が高い人は、顔を写さず、感情表現の少ない画像を選びがちです。

 

結論

この研究は、SNSのプロフィール画像とユーザーの性格傾向の関係を、画像分析とAIによって明らかにした初の大規模研究です。

ポイントをまとめると、

  1. 性格によってプロフィール画像の選び方に明確な傾向がある
  2. 特に誠実性が高い人の画像は、感情が豊かで典型的な構成
  3. 外向性や協調性が高い人はカラフルで感情的な画像を好む
  4. 開放性や神経症傾向が高い人は感情を控えめに表現しがち

今後はより多様な心理特性や画像タイプの分析が期待されており、SNSと心理学の融合による新しい知見がますます広がっていくでしょう。

 

 

【実践】 Facebookで正確な分析を行ってみよう

SNSでプロフィール画像を調べることによって、その人の性格分析をすることができると分かりました。しかし、今回の研究を応用するならば、顔が写っていることと性格が現れやすいという点が重要です。そこで性格分析に向いているSNSをピックアップしてみました。

 

ChatGPT:

代表的なSNSの評価(性格分析の観点から)

Facebook→◎
  • 顔の掲載率:高い
  • 自由度(ポーズ・背景など):中〜高
  • 性格が表れやすいか?◎ 非常に表れやすい
  • 解説:実名制で知人・家族とのつながりが多いため、ある程度「素の自分」に近い画像を使いやすく、笑顔や背景などに個性が出やすい。表情や構図が自然で、誠実性・協調性などが読み取りやすい。

 

 

Instagram→○
  • 顔の掲載率:中(ストーリーでは高め)
  • 自由度:非常に高い
  • 性格が表れやすいか?◯ 表れやすいが演出が入る
  • 解説:美意識やスタイルを重視する傾向があり、「開放性」や「外向性」が出やすい。ただし、過剰なフィルターやブランディング意識により、本来の性格より「理想の自分」を演出している可能性も。

 

 

X(Twitter)→○
  • 顔の掲載率:低い
  • 自由度:非常に高い(顔なし・イラストも多い)
  • 性格が表れやすいか?△ 表れにくいが傾向はある
  • 解説:顔を出さない人が多く、匿名性が高い。しかしそのぶん、開放性や神経症傾向が反映されやすい(例:芸術的・ミステリアス・暗めの画像を選ぶ傾向)。

ちなみに、今回解説した研究で用いられるのはツイッターのプロフィール画像でした。顔が掲載されていなくても選ぶ写真によって性格を分析することはできそうです。

 

 

LinkedIn→△
  • 顔の掲載率:高い(ほぼ必須)
  • 自由度:低い(スーツ、正面など定型的)
  • 性格が表れやすいか?△ 表れにくい
  • 解説:ビジネス用であるため、笑顔や表情も抑えめ。「誠実性」は若干読み取れるが、感情的な特徴や趣味傾向はわかりづらい。

 

 

まとめ

SNSに上がっている1枚のプロフィール写真。そこには、意外なほど多くの「その人らしさ」が詰まっています。

今回の研究で明らかになったのは、感情表現、構図、色使いなどの視覚的な要素が、その人の性格傾向と密接に関係しているということ。

たとえば、笑顔がはっきり写っている人は誠実性が高い傾向があり、アートっぽい構図や色合いの写真を選ぶ人は開放性が高いなど、ちょっとした見た目の違いに、深い心理的な意味が込められているのです

恋愛や営業など、「相手の人柄」を素早く理解したい場面では、こうした写真の読み解き方が大きな手がかりになります。また、自分のプロフィール画像が他人にどんな印象を与えているのか見直す良いきっかけにもなるでしょう。

「人は見た目じゃない」と言いつつも、その見た目に性格がにじみ出ていることも、科学は見逃していません。

あなたも、次に誰かのSNSを見るときには、ぜひその1枚の写真の「メッセージ」に耳を傾けてみてください。

コメント