- いつも決断を間違ってしまう
- 無駄な出費を減らしたい
- 自分の選択に後悔することが多い
人生は選択の連続とも言われます。
例えば、大きな買い物や転職などがいい例です。投資や起業もそうですし、「今YouTubeを見るか、それとも勉強をするか」「クッキーを食べるか野菜を食べるか」というのも決断です。
情報が洪水している現代では、決断力の有無は人生を大きく左右します。決断力を高めて「やめときゃよかった」「やっておけばよかった」という後悔のない人生にしませんか?
自分のことになると決断できない?「ソロモンのパラドックス」とは?
ソロモンのパラドックスとは、人には合理的なアドバイスができるのに、自分のことになると決断できなくなる心理現象のことをいいます。
例えば、恋愛で困っている友だちには「そんな男とは別れちゃいな!」とクールなアドバイスができるのに、自分の恋愛のことになると優柔不断になってしまう…
みたいなツンデレサバサバ女子のように。
これこそがソロモンのパラドックスです。逆に言えば「自分のことを他人のことのように考えればうまく決断できるんじゃね?」というお話です。
第三者の視点で自分の決断を振り返ってみる
ソロモンのパラドックスを逆手にとり、第三者の視点で自分の決断を分析してみましょう。
やり方
- 最近した決断を思い出す
- 決断にいたるまでのプロセスを「彼」または「彼女」という人称を使って描写していく
- 傾向を分析する
例えば、「もう買い物で失敗したくない」と思っている方は、最近の後悔した買い物、または満足いった買い物の決断プロセスを思い出してみましょう。
僕の場合だったらSwitchを買ったときの描写をしてみます。
彼は迷っていた。
朝起きてノートを見ると「ゲームを買うかどうか決める」という走り書きがあった。
前日まで「Nintendo SWITCH ライト」を買うかどうかを決めかねていたのだ。
彼はどうしても「ポケットモンスターシールド」がやりたかったのだ。
彼は「まだ買いたい気持ちがあるな」と呟いた。
コンビニでAmazonのギフト券を買ったものの、やはり全てゲームのために使うのはもったいないなとも感じた。
アパートまでの帰り道を歩いていると、ふと同じゲームを持っている友達の顔が頭に浮かんだ。
「やっぱり通信とかもやってみたいし…」
…
みたいな感じです。
ここから自分の買い物の傾向を分析していきます。
- 「今回は人に流されて買ったからいけなかったのかも」
- 「少しでももったいないと思ったらやめておいた方がいいかも」
という感じです。
自分の決断のクセが分かれば十分な収穫と言えるでしょう。
できればノートに書くのがいい
ノートに書き起こしてみるのがおすすめです。ノートに書くと後になって記憶が改ざんされることがなくなるからです。
頭のなかで分析しただけだと、事実とは違う記憶に塗り替える危険性があるのです。
記憶力もアップ
自分の行動を事細かに思い出すトレーニングには記憶力を高める効果も期待できます。
意思決定のプロセスを描写するときに、より詳しいシチュエーションや心理を描写することを心がけると効果が倍増しますよ。
「あの人だったらどんな行動をとる?」行動のモデルをつくる
「自分がどうしたいのか分からない」というときには、人の真似をすることから始めてみましょう。「自分が憧れているあの人ならどうするだろうか?」という行動のモデルを作るのです。
モデルとなる人物は誰でもOKです。憧れの上司や先輩でもいいですし、芸能人でもいいですし、架空の人物でもいいです。お気に入りの本の著者とかでもいいでしょう。
例えば、「仕事のやり方が非効率だと思っているけど、周りの目があるから言いにくい」「自分だけ意識が高いやつだと思われるのも嫌だ」と腰が引けていたとしましょう。
そんなときには「あの人だったらきっと行動を起こすはずだ」という視点を思い出してみましょう。
実際に、南デンマーク大学の研究によると自分と趣味・嗜好が合う人の真似をしたほうがパフォーマンスは高まりやすいことが分かっています。
逆説的ではありますが、自分の意思が持てないときには他人の真似をしてみるのも手だということです。他人を徹底的に真似しているうちに自分なりのスタイルも見えてくるのではないでしょうか。
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