今回は心トレにも女性読者が増えてほしいなぁという願いを込めて、女性が知っておきたい心理学についてまとめてみます。
女性は遺伝子的に不安になりやすい!
一般的に女性は男性よりも不安になりやすい傾向があります。
というのも、メンタルの安定に欠かせない「セロトニン」という神経伝達物質が少なくなりがちだからです。
女性は遺伝子的に「セロトニントランスポーター遺伝子」の密度が低いということが分かっています。
セロトニントランスポーターが少ないと、セロトニンを再取り込み(リサイクル)をすることができず、セロトニンの量が不足しがちになってしまいます。
一般的に「女性は不安を感じやすい」「女性は心配性である」といったイメージがありますが、こればかりは根拠のない偏見などではなく科学的にもその通りのようです。
ちなみに女性が甘いものを好むのもセロトニンの量が不足しがちなことが関係しているとか。というのも甘いものを食べると幸福感によってセロトニンが分泌されるからです。
ただし、セロトニンを増やすためにスイーツばかり食べるわけにもいきませんから、他の手段でセロトニンを増やすようにしましょう。
セロトニンを増やすには朝の運動がおすすめ
セロトニンはリズム運動によって分泌されます。リズム運動とは一定のリズムを刻む運動のことです。(ウォーキングとか水泳とか)
女性は空気を読みすぎてしまう
女性は男性よりも空気を読みすぎてしまい、自分を押し殺す傾向が見られます。
空気を読むための脳の領域は側頭葉の一部である「上側頭溝」 という部分です。
左側上側頭溝はコミュニケーションを司る左側の「上側頭回」の真下に当たる部分です。つまりコミュニケーションを司る領域と空気を読める領域が隣り合っているということがポイントです。
女性ほど人間関係で空気を読むための脳の領域が発達しており、上側頭回・上側頭溝の働きが強いと考えられます。
円滑な人間関係のためには大事な能力ですが、過度に自分を殺すとさまざまな弊害が生じるので注意が必要です。
「女性は理系が苦手である」は本当か?ステレオタイプ脅威
女性が気をつけるべきもう1つのポイントは「ステレオタイプ脅威」によるパフォーマンス低下です。
ステレオタイプというのは「女性は理系が苦手である」といった根拠のないイメージのことを言います。
そしてステレオタイプ脅威とは、ステレオタイプを意識することによって、そのステレオタイプが間違っていたとしても実際に能力が低下してしまう現象のことを言います。
例えばある研究によると「女性は理系科目に向いていない」という考えを持つ教師に教わった女性ほど、実際に理系科目の成績が伸び悩んでしまうそうです。
ステレオタイプ脅威が起きてしまう理由は、ステレオタイプを意識しすぎることによって自分のパフォーマンスを十分に発揮することができなくなるからです。例えば「女性は理系が苦手」と意識しすぎると変にプレッシャーが掛かってしまい逆に成績が落ちてしまうのでしょう。
成長マインドセットを身につけよう
ステレオタイプ脅威から抜けるために有効な方法は「成長型マインドセット」を意識することです。成長型マインドセットとは「人間の能力は固定的なものではなく成長させることができるものだ!」という考えです。
逆に「人間の能力は固定的なものだ!」という考えを「固定型マインドセット」といいます。固定型マインドセットに陥ると、「女性は感情的になりやすい」「女性は科学者に向いていない」などのステレオタイプ脅威に飲み込まれやすくなります。
成長型マインドセットを身につけると「たとえ向いていないとしても成長すればいい!」と考えられるようになり、偏見に左右されにくくなります。
【今日のクエスト】偉人の成長物語に触れよう
成長型マインドセットを身につけるにはロールモデル(行動の手本)を見るのがオススメです。才能ではなく努力することで道を切り開いていった人たちの物語に触れることで、成長マインドを身に着けましょう。オススメ↓
【獲得経験値】
【オススメ記事】空気を読みすぎてしまう人にオススメ↓
コメント