- ストレスが原因で寝付けにくいことがよくある
- 手軽にリラックス効果を得るにはどうしたらいいか
今回は、5分ほど 自然音声を聞くだけでもリラクゼーション効果があるぜ~というお話です。
5分25秒の自然音声で
寝る前にはアプリなどを活用して自然音声を聴くとリラックス効果が得られます。
実際、2017年にイギリスのサセックス 大学が行われた研究では自然音を聞くことによって脳にリラクゼーション 反応が起こったという結果が示されています。
実験の介入
女性7人男性10人計17人の被験者(平均年齢26歳21歳から34歳)が対象。以下の手順で介入を行う
- 被験者はfMRIによって脳を観測
- 被験者に4パターンの音声を5分25秒ほど聞かせて、脳の活動を計測した
- その際、注意課題(※)を利用して注意能力を計測
なお、被験者にはそれぞれ以下の5パターンの音声を聞かせました。
- 人工的な音声でなじみのあるもの
- 人工的な音声でなじみのないもの
- 自然的な音声でなじみやすいもの
- 自然的な音声でなじみがないもの
- 音声なし
ざっくり言っちゃえば、自然音声を聞いてるときと人工的な音声を聞いているときの差を比べたかったわけです。
自然音声では風の音や 鳥のさえずりなど。人工音声では車のエンジンやオフィスの音などが流されました。
それぞれのサウンドは5分25秒間続き、音声は被験者によって無作為に流れた
注意課題について補足しておきましょう。行われた課題は以下の通りです。
- 画面に横を通り過ぎていく円が表示される
- 円は輪郭の色が0.47秒白から赤に変化し白に戻る
- 色の変化を見つけたときにボタンを押す。
被験者の「反応時間」として、色の変化の開始とボタンを押すタイミングの間隔によって評価されます。ですので、反応時間が短いほど集中できていることになります。
実験の評価
音声が与える影響の指標として以下の項目について評価した
- 音声の心地よさ
- 気晴らしのレベル
- 注意課題に集中している感覚
- 注意課題での反応時間
- 被験者の心活動(注意課題を行っているときに記録され1分間あたりの心拍数が基準として使用された)
実験の結果
自然音声を聞いているときには以下の結果が得られました。
- 音声の心地よさでより快適と評価
- リラックスしているときに働く脳領域(PCCと楔前部の間の接続)の活性化が大幅に増加
- HRV(「心拍変動」のことで、リラックスして回復する活動中に増加する)の高周波ピークが大幅に増加
- 副交感神経活動の増加が示された。特にベースラインで副交感神経活動が低い人は自然音声によってより副交感神経活動の増加が見られた
- 注意課題を行っているときの反応時間はより早かった
【今日のクエスト】自然音声を流すアイテムを活用しよう
ステップ1:自然音声を入手
例:
- 自然音声を流すスマホアプリ
- 専用のデバイス
今すぐ実践したいという人は自然音声が聞けるアプリをインストールするのもおすすめです。
↑こちらのアプリでは、風・夜・雨・雷…など 好きな音声を選び、それらをミックスして自然音声を楽しむことができます。 無料でもバリエーションが作れるので飽きずに楽しむことができるでしょう。
自然音声を搭載した睡眠アイテムを購入するのもアリ。
UUROBA光目覚まし スリープタイマー木目調 MY-12-M/HD-03
↑僕が使っている光時計は、簡単な操作で寝る前に暖かな光と 自然音声を設定することができます。
↑簡単な操作で、暖かいライトを照射&設定した自然音を流す→自動で切れるタイマーの設定を行えます。寝る前のリラックスタイムにピッタリです。
ステップ2:寝る前のルーティンを実践
→デジタルデバイスのスイッチはオフにして照明は光時計の優しい照明だけにする。流れる自然音を聴いてリラックスする
【獲得経験値】
【一緒に実践】
↑寝る前は普通の部屋のライトではなく、薄暗めのライトをつけておくといいぜ~というお話をしています。今回紹介した光時計も紹介しているので、ついでに実践してみるといいでしょう。
コメント