ハッキリした性格の人ほどハマりやすい「損な信念」を解きほぐす魔法の質問

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この記事はこんな方にオススメ
  • 将来使わないような知識を勉強して何になるの?
  • 仕事は面白くないもの。我慢してやるものだ
  • 自分の意見を言ってもどうせ変わらないだろう
  • コミュ障な性格は治らない。自分は人を拒絶する人生でいいんだ
  • 今の若い人はどうせ野心を持っていないから期待しない

…などなど、損な信念を持っている方

自分の信念や美学をハッキリと持つことはいいことです。しかし時には間違った考え方に固執してしまうこともあります。

そこで今回は間違った信念を矯正するにはどうすればいいかね?というお話をします。

 

「誤った信念」は自分を不幸にする

「理由」ではなく「目的」を自問する

  • 「仕事なんて我慢してやるものだ。だって今の職場は自分がやりたいことではないから」
  • 「ダイエットは俺には無理だ。だって運動する時間がないから」
  • 「コミュ障を直したいけど私には無理。だって話しかけて迷惑がられるのが怖いから」

といったように、誤った信念には必ず「理由」が存在しています。

しかし、理由を考え始めるといっそう同じ考えに固執してしまうことになります。そこで特定の考え方に囚われたときには「そう考えることでどんな役に立つか?」という「目的」を自問してみましょう。

 

 

根拠となる研究

ある経営コンサルタントが行った実験でも理由より目的を考えると考え方が柔軟になるよ~という結果になっています。その実験では仕事を面白くないと考えている従業員に対して2つのパターン質問を行いました。

  1. 「仕事は面白くない」と考えるのはなぜですか?(理由)
  2. 「仕事は面白くない」と考えることでどんなメリットがありますか?(目的)

実験の結果、理由を尋ねる質問をされた従業員は自分の考えにより固執するようになリました。対して目的を尋ねる質問をされた従業員は「仕事は面白くないものだと考えてもメリットはない。どうやったら面白くできるか?」と考えを変える傾向が見られました。

 

ですから、間違った信念を持っている場合は「そう考えるのは何のため?」と自問することで、考えを改めやすくなるでしょう。

 

【実践】自分が抱く「誤った信念」を解きほぐそう

「認知行動療法?性格を変える?そんなの無理だし必要ないよ」という信念

心トレでは認知行動療法という自分の性格を変えるためのメソッドを紹介しています。

しかし、「退屈な方法だな」「こんなのやって効果あるの?」と思ってまだ実践されていない方も多いと思います。

 

傷つきやすいメンタルを改善できる方法があるのに、それを実践しないのも「信念」が邪魔をしているからです。というのも、人間という生き物は「変わりたい!」と思う反面、「今のままが心地良い」とも思ってしまうからです。

例えば、「傷つきやすい自分の性格を変えたい」と思いつつも、「繊細で傷つきやすい自分が好き」という気持ちも湧いてしまいます。だから「ありのままの自分でいいじゃないか」と間違った信念を持ち続けてしまうのです。

 

そんなときこそ「目的」を問いかける自問を行ってみましょう。「傷つきやすい自分のままでいることがどんな役に立つか?」と自問してみると、大したメリットはないことに気づきます。強いて挙げるとするなら

  • 「自分は傷つきやすい人間だ」というキャラを守ることができる
  • 悲劇のヒロインを演じて酔いしれることができる
  • 失敗したときには「自分はそういう性格だから」と言い分けできる

ぐらいでしょうか。自分がどう生きたいか?という目的を考えてみるとより柔軟な考え方ができるようになり、変化を恐れることもなくなるのです。

 

「コミュ障を直すのは無理。自分は人を拒絶して生きていくんだ!」という信念

心トレでは、「コミュ障を直すために誰かに話しかけてみよう!」といったトレーニングも多数紹介しています。

ただ、「人に話しかける勇気が沸かない」といった理由から実践できていない方も多いのではないでしょうか。「自分にはコミュ力も友だちも必要ない」といった誤った信念を持っているかもしれません。

 

そこで、「人に話しかけることは大切ではない」と考えてどんな役に立つか?と自問してみます。すると、

  • 「友だちができないのではなく作らないだけ」というスタンスを保てる
  • 「自分はガツガツしたタイプじゃなくて大人しくて空気が読めるタイプだから」というスタンスを保てる
  • 友だちに振り回されず仕事に集中できる

といったことが挙げられるでしょう。

 

信念を持つ目的がいくつか挙げられたら、信念に固執しなくてもその目的を達成することはできないか?とさらに自問してみることも大事です。

例えば、「人に話しかけることは大切ではない。自分は人を拒絶して生きていく!」という信念を抱くことで、無駄な人間関係に割く時間を減らせるというメリットがあるかもしれません。確かに友だちが多くなりすぎると時間を浪費することに繋がるでしょう。

しかし、無駄ではない人間関係(=一生大切にしたいと思えるような人)は自ら話しかけてみないと得られないものです。

特に大人数の友だちを望んでない内向型の方は、同じ内向型の方が気が合うことでしょう。しかし、内向的な人が向こうから話しかけてくる可能性は低いです。人間関係をある程度コントロールできるぐらいのコミュ力がないと、逆に無駄な人付き合いに時間を割かれるとも言えるのです。

 

【今日のクエスト】自分が抱く信念を自問してみよう

「自分の考え方も間違っているのかも…」と心当たりがある方もいるかもしれません。例えば、

  • 自分には食事の改善は無理だ。だから野菜は食べない
  • 社交は時間の無駄だ。自分には必要ない
  • 勉強をしたって将来使うとは限らない
  • 食事を改善しようとするとお金がかかる。だから不健康でも安い食事でいい

 

その信念に関して以下の自問してみましょう。

「そう考えることが何の役に立っているか?」

 

【獲得経験値】

✓自分が抱いている間違っているかもしれない信念に気づいた

✓「そう考えて何の役に立つ?」と自問した

 

 

コメント

ららららら

あららららら

あああかかかささ

 

popupだよ。

tigerだよ。