- 習慣を行動に移すことができない
- 時間がなくてやろうと思っていることに着手できない
- 「まとまった時間ができたらやろう」と考えて、いつまで経ってもやらないことが多い
今回は先延ばししないための行動の仕方についてです。
「ピリオダイゼーション」で行動できる
ピリオダイゼーションとは自分の行動に締め切りをつけることです。
締め切りを設定するだけで行動する人が2.6倍に
行動を起こす上で大事なのは、スバリ締め切りです。
例えば、「今日1日で何をしようか?」と考えるのではなく、「今から1時間で何をしようか?」と考えた方が行動に移しやすくなるのです。
実際、スタンフォード大学の心理学者エイモス・トヴェルスキーの研究では、学生たちに「アンケートに答えてくれたら謝礼として5ドルあげます」と持ちかけ、どれぐらい提出してくれるかを検証しました。その際一部の学生たちには「アンケートの締切は5日です」と締め切りを設定。
その結果、締め切りを設定されなかった学生たちは全体の25%しか提出しなかったのに対して、締切を設定された学生たちは全体の66%が提出したとのこと。
つまり、締切を設定するかどうかでその仕事を行動に移すかどうかが大きく左右されるということです。
と言っても、大して驚く結果ではないでしょう。夏休みが始まったばかりの頃に宿題を終わらせることができないのは「提出はまだまだ先」と考えているからです。夏休みが終わりに近づいた途端ものすごい集中力を発揮しますよね。(笑)
ちなみに僕もブログを書く習慣を続けるようにしていますが、締切を活用することで先延ばしがなくなるようになりました。以前までは「完成したら投稿しよう」ぐらいに考えていたのですが、「朝起きてから30分で記事を編集して投稿する」と決めることでほぼ毎日続けられるようになりました。
【実践】雑用は「まとまった時間に」ではなく「今から2分で」
何気に先延ばししてしまいやすいのは雑用やサブタスクです。
例えば、勉強をしていて「ちょっと分からないから調べてみないとなぁ」と思うときがありますよね。こういった調べ物は取りかかるのが意外と面倒です。
「まとまった時間ができたら調べよう」と先延ばしにしてしまいます。
例えば、「人間は自分語りしているときに脳の報酬系が活性化しやすい。なかでも日常的にSNSを使って自分をアピールしている人ほど報酬系の活性化が強い」という記述を見つけたとします。そんなとき「え?そうなんだ。日常的に報酬系を興奮させている人はその刺激になれてしまうんじゃないの?」といった疑問点が生じます。
こういったとき「あの本を読めば分かるかも!」と思うのですが、今読んでいるテキストから別のテキストに移るのが結構面倒くさい(笑)
でもでも、そこで「2分だけ調べてみよう。分からなかったら明日じっくり読もう」と考えるのです。なぜなら「まとまった時間ができたら読んでみよう」と後回しにすると絶対に行動できないからです。
「疑問点が生じたら2分だけ調べる」といったピリオダイゼーションはすごく役に立ちますぜ。
【今日のクエスト】ピリオダイゼーションを実践しよう
多くの人は忙しいから行動できないと言い訳しますが、忙しくて時間が限られているからこそ行動力も高まります。
例えば、
- お風呂のお湯を貯めている2分間に運動をする
- 朝起きてから朝食を食べるまでの30分の間に読書する
- 野菜を蒸している10分の間に昨日学んだことを復習する
といった感じ。まずは自分が行動に移したいこと(新しい分野の勉強・運動など)を設定しましょう。次に行動に移すシチュエーション(「~をしている間」など)を設定すれば自然と行動の締め切りをつくることができます。
【獲得経験値】
✓「~分だけ○○をする」というマイルールを設定した
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