- アニメやドラマなどを見たあとにロスになることが多い
- 好きなことをより深く楽しみたい。
- 自分なりの感想を持ったり、深く考察してみたい
今回は、楽しいことはちょこちょこ中断した方が満足度が高くなるぜ~というお話です。
「サブスクを取って一気見!」「一気読み!」は満足度が低い
最近では Netflix や Amazon プライムなどで手軽にアニメやドラマを見ることができます。中には「全ての話を一気に見てしまう」という人もいるのではないでしょうか。
しかし、楽しみを一気に終わらせるよりもちょくちょく中断しながら楽しむほうが全体的な満足度は高くなります。
なぜなら、楽しいことを一気にやってしまうと楽しい気持ちに慣れてしまうからです。例えば、キュンキュンするラブコメアニメを見ていたとしても、続けて見てしまうと展開に慣れてしまって面白味がなくなってくるでしょう。
実際、ある研究では快適なマッサージを続けて受けるよりも途中で中断してから受けた方が満足度が上がったぜ~という結果が出ています。
実験の介入
49人の被験者にマッサージを受けてもらった。その際、被験者を二つのグループに分けて比較。
- 3分間のマッサージを続けて受けてもらう
- 80秒マッサージを受けて20秒中断して、また80秒受ける
その後、それぞれのグループの被験者に、「受けたマッサージに対してどれぐらいの料金を払いたいか?」という評価をしてもらった。
実験の結果
グループ2の中断を入れたグループの方が、グループ1に比べて2倍の価格を提示した
実験の考察:中断で「豊かな発想」を促す
中断すると発想力が活性化し、気持ちに浸ることができるというのもポイントのように思えます。
例えば、ドラマを見るときにも続けてみてしまうと 1話ごとの印象が薄れてしまいます。1話見てから少しインターバルを取ることで、その間に「これからこんな展開になっていくのではないか?」と言った推理や考察もできますし、「ヒロインはぶっきらぼうに見えるけど、涙もろいところもあって素直な性格なんだろうなぁ」と感想をまとめる時間にもなります。
実際、「作業を中断することによって発想力が促される」というお話は、以前の記事でも何度かしています。楽しいことも中断することによって、頭のなかで熟成されより深く味わうことができるでしょう。
【今日のクエスト】楽しいことにはインターバルを設けよう
攻略ポイント:楽しい時間を「頑張ったご褒美」にしよう
せっかく楽しいことをするなら、何かのご褒美として設定するのがおすすめ。
例えば、休みの日などを使って、「英語の勉強を5分やったら30分アニメを見る」「ウォーキングを15分したら30分アニメを見る」といったサイクルを回してみるのもあり。
ステップ1:課題を設定しよう
自分が少しずつやっていきたい習慣を1つピックアップしてみましょう。まずは5分ずつぐらいで実践できるものがいいでしょう。例えば…
- 英単語をちょっとずつ覚えていきたい→5分間英単語を勉強
- 体を動かす習慣をつくりたい→5分間外を歩く
- アニメの感想や考察のブログを書きたい→5分間感想文を書く
…などなど。
ステップ2:5分(課題)→30分(ご褒美)→5分(課題)→…のタイマーを設定しよう
5分→30分→5分…、10分→60分→10分…など任意のインターバルで構いません。
ステップ3:5~10分間課題を実践しよう
ステップ4:ご褒美を楽しもう
ステップ5:タイマーが鳴ったらご褒美を中断しよう
ステップ6:もう一度課題に戻る
以下は繰り返しです。
【獲得経験値】
☑️5分程度の課題を決めた
☑️課題の後の楽しみを味わった
☑️楽しみを中断して、課題に戻った
趣味の満足度を上げて、精神力アップ!
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