日常的な問題を解決したい
- 例えば、コードレスで最低限の機能しか付いていないけど安い掃除機にするか、それともコードレスで掃除も楽チンで色々なアタッチメントがついている多機能の掃除機にするか…
- 例えば、新しい分野の学習本に取り組む時、自分のやり方が合っているか迷う
- 例えば、オリジナルの漫画の展開を ハッピーな展開にするか ドロドロした展開にするか
今回は、日常の問題で悩んだときには「他人に起こったら?」と考えることで問題解決力が上がるぜ~という結果が示されています。
「友だちだったらどうする?」と考えるだけで解決力2倍に!
他人の視点を取り入れることによって、問題解決力をアップさせることができます。
実際に、ウォータールー大学の研究によると、友だちの視点で考えることによってより多彩なアイデアが出せるぜ~ということが示されています。
実験の介入
被験者に日常で起こる問題について解決策を考えてもらう。その際、被験者を二つのグループに分ける。
- その出来事が自分の身に起きたとして解決策を考えてもらうグループ
- その出来事が友だちの身に起きたとして解決策を考えてもらうグループ
なお、出された解決策は 「どれだけ効果的な解決策か」という点で評価されスコア化される
実験の結果
友だちの視点で解決策を考えたグループ2の方が解決策の評価が2倍高かった
実験の考察
「もしも友だちに起こったら?」と仮定する思考術なので、「If思考」と呼ばれます。
If思考が効果的な理由は、自分の視点だけで考えてしまうと独りよがりになってしまうからだと考えられます。
ケーススタディ1:その勉強のやり方であってる?
例えば、僕は最近プログラミングの学習に励んでいますが、新しい分野のため勉強の仕方に悩んでいました。以前は読書や学校の勉強と同じようにプログラムのコードの記述をがっつりノートにまとめて暗記しようとしていましたが、限界を感じていました。
そこで、「プログラミングを教えているような先生だったらどんな風にアドバイスするだろう?」「エンジニアが新しい コーディングを新たに学ぶ時はどんなやり方をするだろう?」と想像してみると、やはりパソコンで実際に何度も書いてみるという方法の方が近道だと気づきました。
まさに独学者が陥るドツボという感じです。独りよがりな考えのままだといつまでも効率の悪いやり方にしがみついていたかもしれません。
ケーススタディ2:どっちの掃除機にする?
他の日常的な問題に関しても同じことが言えるかと思います。例えば、機能がいまひとつだけど値段がお手軽な掃除機と 値段が少し高いけど高機能な掃除機を選ぶ場合で考えてみましょう。
自分の視点で考えると、「値段が少しでも安い方を買おう」と即決してしまいがちです。そこで他の人の視点で考えると、「安くてすぐに壊れてしまうような物よりも、少々値段が高くても 高機能なものを選んだ方がいいんじゃないか 」といった考えも思いつきそうです。
【今日のクエスト】日常の問題をIf思考で解決しよう
ステップ1:今悩んでいる日常の問題をピックアップしてみよう
例:「大学で学びたいことがあるけどお金がないし自分は現役の学生でもないからなぁ」
ステップ2:If思考を使って視点で考えよう
「もしも友だちの身にその問題が起きたとして、友だちならどうするだろうか?」と考えてみましょう。学校の先生、上司、憧れの人物…といったように複数のパターンで考えてみるのもあります。
例:「大学で学びたいことがあるけどお金がないし自分は現役の学生でもないからなぁ」
- 友だちなら…「周りより年上で入学するのって嫌だな…。でも大学なら以外と単位落としているやつとかいるだろうし気にならないかもな」
- 学校の先生なら…「学びたいのに年齢なんて関係ない。世の中には定年退職してから学校にいく人だっているんだから」
【獲得経験値】
☑️今抱えている問題を他の誰かの視点で考えてみた
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If思考と似た思考術でセルフアザー法というのもあります。こちらは「他人だったらどうアドバイスしてくれるか?」と考える思考術です。↓

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