- 学校や会社など新しい環境で不安になっている
- ふとしたときに孤独に陥ることがある
今回は、脳内に自分だけの城を築くことでメンタルの土台になってくれるぜ~というお話です。
セーフプレイスワークで自分の城を築こう
「セーフプレイスワーク」とは、自分の安心できる城を頭のなかで作り上げる心理療法のテクニックです。
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セーフプレイスワークの実践は以下の通りです。
- 自分が安心できる環境をイメージする
- イメージした環境をより具体的に描写する(どんな天気か、周りには何があるか、暑いか寒いかなど)
- イメージした環境で聞こえてくる音に注目する
- イメージした環境で得られる感覚に注目する(肌の感覚、吹いている風、周りの温度、地面の感覚)
- イメージしたセーフプレイスに100点満点で得点をつける
コツとしては自分の中に湧き上がるイメージを否定しないことです。言ってしまえば、水が下から上に登っているようなファンタジーのイメージでもいいのです。仮に熱帯のビーチをイメージしたなら、「熱帯にこんな植物は生えていないよな?」というように論理的な考えにとらわれる必要もありません。
このように、自分の頭の中に安心して身を任せられる空間を作り出すだけでも安心感を得る効果が期待できます。
というのも、人間の心理は思い込みによって大きく左右されてしまいます。例えば、新しい環境に飛び出してなんとなくメンタルが不安定な時には人間関係でも拒絶されているように感じたり、孤独感を感じたりするものです。実際、僕も初めて高校に行った時にはそれまで少人数の小学校・中学校でしか生活してこなかったので、ぎゅうぎゅうに人がいるだけで不安に陥ってしまいました。
周りが恐ろしい環境のように思えてしまったことで、人間関係に対しても過敏になっていたのです。話しかけられても「自分をからかっているのではないか?」「いじめの標的になっているのではないか」と心配になったものです。
個人的な受け取り方の問題でもあるのですが、まずは安心できる環境をイメージしてみることで安定したメンタルの土台を作り上げる事ができます。
不安になってしまったときには、セーフプレイスワークを実践して自分が100%安心できる空間に旅をしてみましょう。
セーフプレイスの実践例
- 自分が安心できる環境をイメージする→ 森の中にいてハンモックに揺られているイメージ
- イメージした環境をより具体的に描写する→木々の間から木漏れ日が差してくる。時折風が吹いてくる
- イメージした環境で聞こえてくる音に注目する→鳥のさえずりや、風で木々が揺れる音が聞こえる。
- イメージした環境で得られる感覚に注目する→気温は涼しいぐらいだが太陽が暖かくて気持ちいい。ハンモックが体をやんわり包み込んでくれる感覚がする
- イメージしたセーフプレイスに得点を付ける→85点ぐらいかな
実践するたびに想像する場所やイメージが変わるのは全然問題ありません。むしろいろんなパターンのセーフプレイスを持っておくことで、いざというときに自分のベストな安心のイメージを作り出すことができます。
【今日のクエスト】セーフプレイスに旅しよう
ステップ1:自分が安心できる環境をイメージする
ステップ2:イメージした環境をより具体的に描写する
ステップ3:イメージした環境で聞こえてくる音に注目する
ステップ4:イメージした環境で得られる感覚に注目する
ステップ5:イメージしたセーフプレイスに100点満点で得点をつける
ステップ6:行動のトリガーを決める
例えば…
…と決めておくといいでしょう。
【獲得経験値】
☑️セーフプレイスワークを実践した
☑️行動のトリガーを決めて、習慣に組み込んだ
精神力アップ!
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